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原価公開住宅
原価を知って家を建てよう

2. ユートピアホームの原価公開販売
3. 大切なのは価格の中味を分別して理解することです
4. ユートピアホーム設立の目的と経緯

『大手ハウスメーカーの受注(販売)価格が3,000万円とした場合、建物そのものの原価は約1,200万円、宣伝広告費及び営業経費が約800万円、粗利益が約1,000万円という報告がある。この製造原価1,200万円は、更にギリギリまで抑えられているといえる。材料の一括大量仕入と工業化の名の元に、画一化された技術しか求められない職人の手間は、最早技術者のプライドさえも認められないレベルのものだ。』2001年3月11日、日曜日の朝の生番組で石原慎太郎都知事によって指摘された大手ハウスメーカー批判の後に掲載されたある住宅調査機関の記事です。
比較図 工務店経営の実態をお話ししますと、人件費や一般管理費、販売促進費(販管費といいます)は経営規模や年間実績にもよりますが、年間総売上げ高の20%前後ではないでしょうか。これに将来の経営リスクに備えるための本来の利益(営業利益)を加えたものを総利益(粗利)と言います。市場環境の厳しい現状での営業利益率の実態は年間売上30棟レベルで2~3%程度でしょう。つまり、23%~25%が優良工務店の粗利率の現状なのです。さて、大手ハウスメーカーとの比較をしてみましょう。3,000万円の受注に対して、大手ハウスメーカーの原価は40%にあたる1,200万円です。工務店の原価は75%としても2,250万円です。差額は1,050万円にもなります。
 
あなたが大手ハウスメーカーで3,000万円でお建てになったとして、原価が40%の1,200万円であっては、住み替えが普通になる将来において、もし、この家を売却しようとするとき、大手ハウスメーカーで建てられた物件である理由で、1,000万円以上もする現有価値差を買手に納得させることができるのでしょうか。同じ3,000万円で建てられた建物が、面積的にも、グレード的にも、1,000万円以上の差があるとするなら、当然として資産価値のある方を選ぶのが自然ではありませんか。3,000万円のローンを組んで長年に亘って高い利息を払ってきたあなたとしては納得出来ないところでしょうが、住んでみて価値を決めるのは全体の販売価格(プライス)ではないのです。価値を決めるのは内容であり、それは原価(コスト)です。原価以外の価格部分は付加価値と言います。付加価値というのはあくまでも主観的な価値観です。売手の価値観と買手の価値観は違うのだということを認識して頂きたいのです。
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